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パネライ(PANERAI)

「デカ盛」ブームに見られるように、デカいということを売りにする風潮が各分野で広まっています。腕時計においても、デカいデザインを売りにした「デカ厚」ブームが世間を席巻しています。デカ厚ブームの火付け役となった高級ブランドであるパネライ(PANERAI)の歴史と魅力を紹介します。

パネライ(PANERAI)の腕時計

パネライ(PANERAI)はイタリアの高級腕時計メーカーで、重厚かつ大型の文字盤を特徴とする腕時計が有名です。イタリアのブランドとしては珍しく腕時計専業のメーカーとして営業しています。

歴史

パネライ(PANERAI)は、1860年にジョバンニ・パネライによって設立された精密機器メーカーを母体としています。パネライの最大の顧客はイタリア海軍で、艦船に必要な精密機器の納入を行なっていました。1910年に開発した発光材「ラジオミール」の成功で、パネライは1936年にイタリア海軍から腕時計の発注を受けることになります。この時、ロレックスからの技術供与を受けて開発されたのが、ダイバーズウォッチ「ラジオミール」です。ラジオミールを使用した文字盤は高い視認性を発揮し、作戦の遂行において高い実績を残しています。1993年から一般向け腕時計の販売を開始し、俗に言う「デカ厚」ブームの火付け役となります。

ラジオミールとは

ラジオミールは、硫化亜鉛と臭化ラジウムを使用したパネライが独自開発した発光材です。パネライの「ラジオミール」シリーズは、そのコンセプトや開発の経緯などからルミノックスの大先輩ともいえる存在なのです。現在生産されている「ラジオミール」シリーズでは、放射性物質を使用しないルミノールなどの蛍光物質を使用しています。

特徴

パネライの腕時計の特徴は、歴史的な経緯に基づく「精密な機能」と「高い信頼感」にあります。前身となる精密機器の製造技術の高さが時計としての機能性を支え、軍の制式採用を受けていたという事実が腕時計の信頼性を支えているのです。また、ラジオミールやルミノールなどの発光物質を用いた文字盤の視認性の高さは、パネライの最大の特徴となっているといえます。

デカ厚とは

男子向け腕時計の流行となっている「デカ厚」は、デザインよりも実用性を重視した設計の腕時計を中心とするブームです。パネライの腕時計が持つ視認性と耐久性を優先したデザインが、ブームの原点になっているといえます。しかし、多くのデカ厚腕時計は敵日の太さに合わない場合が多く、装着していると手首周辺に違和感があるという欠点を備えているといえます。

人気の機種

パネライの腕時計の中でも人気が高いのは、原点とも言うべき「ラジオミール」シリーズです。竜頭を覆う独特のケースやトゥールビヨンなどの高い技術力が結集した、パネライの看板とも言える機種です。現在の「ラジオミール」シリーズは復刻版にあたり、主流とされている機種は「ルミノール」シリーズになります。「ルミノール」シリーズは、「ラジオミール」の正当後継機種でパネライの腕時計のコンセプトが表れた良い腕時計となっています。

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